兵庫県出身の2004年12月4日生まれ。東京大学理科一類に在籍中の現役東大生ドライバー。2024年HRS Formulaクラススカラシップ次席獲得で2025年度はHFDP with B-Max Racing Teamより全日本FIA-F4選手権に出場。
 
FIA-F4 第11,13,14 戦 茂⽊

FIA-F4 第11,13,14 戦 茂⽊

■ コース
モビリティリゾートもてぎ(栃⽊県)全⻑:4,801m

■ レース結果
第11戦 予選 2位/決勝 7位
第13戦 予選 3位/決勝 2位
第14戦 予選 3位/決勝 2位

■ 10/31(⽊) : 公式テスト1⽇⽬
茂⽊⼤会は練習から⾮常に調⼦が良い状態でコース⼊りすることができました。公式テスト1⽇⽬でも調⼦の良さは変わらず、1回⽬の⾛⾏では2位を0.3秒引き離してのトップタイムをとることができました。また、2回⽬のセッションもトップタイムで終えることができ⾮常に良い滑り出しとなりました。

■ 11/1(⾦) : 公式テスト2⽇⽬, 予選
2⽇⽬に⼊るとHONDAの野村選⼿と洞地選⼿が調⼦を上げてきました。朝⼀のテスト⾛⾏は、野村選⼿に0.066秒届かず2番⼿タイムで終えました。今⼤会は3レースのスケジュールということで⾦曜⽇に予選がありました。全⼒で臨んだ予選だったのですが、上り調⼦のHONDAに⼀歩届かずベストタイムは2番⼿、セカンドタイムは3番⼿という結果に終わりました。

■ 11/2(⼟) : 第11, 13戦決勝
⼟曜⽇はレースウィーク初めてのフルウェットのコンディションで始まりました。茂⽊はテスト⾛⾏でもウェットの経験があまりなく、ぶっつけ本番の決勝となりました。午前の第11 戦決勝はウェットコンディションでしたが、⾬が弱かったためスタンディングスタートが採⽤されました。2 番⼿グリッドからのスタートでしたが、スタートダッシュを決め1コーナーをトップで通過しました。しかし、ウェット⽤のセッティングが全く合っておらずその後のペースは伸び悩み、7位まで後退してのチェッカーとなりました。初めトップを⾛れただけに⾮常に悔しいレースでした。
午後の第13戦決勝でも午前同様スタンディングスタートが採⽤されましたが、このレースでもスタートをしっかり決めることができ、3 番⼿スタートから2番に浮上して1周⽬を終えました。午前のフィーリングからこの後順位をキープできるか不安でしたが、セット変更が良い⽅向に働き逆に1 位を追い詰めるような展開となりました。SC 導⼊もあり、1 位の野村選⼿の近くまで迫ったものの決定的なチャンスは訪れず、2位でそのままフィニッシュでした。優勝はできなかったものの今季最上位の2位を獲得することができました。

■ 11/3(⽇) : 第14戦決勝
第14戦決勝は第11戦のベストタイム順でスタートすることになり、私は3番⼿からのスタートとなりました。この⽇は昨⽇と打って変わって快晴となり、レースウィークを通してドライコンディションに⾃信のある⾃分としては嬉しい天気でした。この⽇も良いスタートを決め、1周⽬は2番⼿スタートの洞地選⼿とサイドバイサイドの戦いになりましたが、この戦いを制し1周⽬は2番⼿で終えました。この後トップの野村選⼿に対して何度も迫ったのですが、ほとんどがSC周回でチャンスの⽣まれない展開になってしまい、2番⼿のままレースは終わってしまいました。

■ コメント
今回のレースウィークは⾮常に調⼦が良かったものの、その調⼦の良さを勝ちに繋げることのできない悔しい週末でした。今季最上位の2位を2回獲得できましたが、嬉しさよりも優勝できない悔しさが強く残りました。残る最終戦鈴⿅、この悔しさを優勝することで絶対に晴らしてやろうと思います。
今回のレースでポイントランキング4 位・チームランキング3位に浮上しましたが、チャンピオンの可能性はなくなってしまいました。しかしこのまま諦めるのではなく、ポイントランキング3位・チームランキング2位を⽬指して最終戦鈴⿅全⼒で頑張ります!
最後になりましたが、スポンサーの皆様、応援してくださった⽅々、ありがとうございました。1番⾛っている鈴⿅で勝てるよう全⼒で頑張りますのでどうぞよろしくお願いいたします。