兵庫県出身の2004年12月4日生まれ。東京大学理科一類に在籍中の現役東大生ドライバー。2024年HRS Formulaクラススカラシップ次席獲得で2025年度はHFDP with B-Max Racing Teamより全日本FIA-F4選手権に出場。
 
FIA-F4 第7,8 戦 鈴⿅サーキット

FIA-F4 第7,8 戦 鈴⿅サーキット

■ コース
鈴⿅サーキット 全⻑:5,807m

■ レース結果
第7戦 予選 3位/決勝 4位
第8戦 予選 4位/決勝 1位

■ 12/06(⾦):公式テスト1⽇⽬
本来は夏場にある予定だった鈴⿅⼤会ですが、台⾵の影響で延期され異例の12⽉開催となりました。また、延期となった関係で今年初めての3 dayレース、つまり⾦曜⽇から公式テストが始まりました。1回⽬の⾛⾏は路温が8℃という今までに全く経験のないコンディションから始まりました。路温から想像のつく通りタイヤが冷え切っており、クラッシュ⾞両も現れる難しい⾛り出しでした。特にフロントタイヤが冷えやすくアンダーに悩まされましたが、トップと0.2秒差の3番⼿タイムで1セッション⽬は終了しました。
2回⽬の⾛⾏は1回⽬の⾛⾏を踏まえた上で、フロントキャンバーを起こしてリア⾞⾼を上げた状態で臨みました。このセッティング変更が冷えたフロントタイヤに対して良い働きをし、2回⽬のセッションは2番⼿を0.35秒引き離してのトップタイムでした。
3回⽬の⾛⾏では中古タイヤでのテストを重ねましたが、セッティングが上⼿く決まらずタイムは伸び悩みました。そこで、マイルの少ないタイヤに変える時にセットを元に戻してアタックしたところ、全体4番⼿タイムを出すことができました。
中古タイヤのセットには悩まされましたが、この⽇はトップと0.01秒差の総合2番⼿タイムで終えることができました。

■ 12/07(⼟):予選, 第7戦決勝
鈴⿅は抜きにくいサーキットなので、予選で前に(最低でもセカンドローに)いかないと優勝はないという思いで予選に臨みました。しかし、3位、4位というギリギリ⾸の⽪が繋がった結果に終わってしました。フロントタイヤが思ったより冷えていてアンダーが強かったことがポールを取れなかった原因だと思います。第7戦決勝は3番⼿からスタートということで、アウト側からスタートとなりました。次の⽇は4番⼿からなので今⽇しかチャンスはないと思いスタートしましたが、ポールスタートの選⼿がスタートミスをして下がってきました。4番スタートの選⼿も並んできて1コーナー進⼊⼿前で3ワイドになり、1番アウト側だった⾃分は⾏き場がなくなってしまい4位に順位を落としてしまいました。そこからは1度も⾒せ場を作ることのできないまま4位ゴールでした。

■ 12/08(⽇):第8戦決勝
ハイドレンジアでレースできるのもこれで最後!危ない橋を渡ってでも前に⾏くぞ!という強い気持ちでスタートをしたところ、1周⽬で4番から3番にジャンプアップできました。その後SC再開のタイミングで前の選⼿を上⼿くパスし2番⼿に上がったものの、トップの速さにはついていくことができずそのまま2番⼿で終わってしまいました。しかし、レース後にトップチェッカーの⾞両の重量違反が発覚し繰り上がりで優勝することができました。期待した勝ち⽅では全くなかったですが、勝ちは勝ちということで⾮常に嬉しかったです。
また、この結果でドライバーランキングとチームランキングの両⽅において3位を取ることができました。プライベートチームだけで考えると、2位以下を⼤きく引き離してのトップでした!

■ コメント
最終戦で勝つことができて本当によかったです。勝ちが近そうで遠かった今シーズンですが、⾒離さずにずっと応援してくださった皆様ありがとうございました。最後にチームに恩返しができて⾮常に嬉しく思います。チームの⽅達が泣いて喜んでくれているのを⾒て、このチームで⾛れてよかったと思いました。来年以降はチームが変わってしまいますが、応援してくだされば幸いです。