兵庫県出身の2004年12月4日生まれ。東京大学理科一類に在籍中の現役東大生ドライバー。2024年HRS Formulaクラススカラシップ次席獲得で2025年度はHFDP with B-Max Racing Teamより全日本FIA-F4選手権に出場。
 
FIA-F4 第5,6 戦 富⼠スピードウェイ

FIA-F4 第5,6 戦 富⼠スピードウェイ

■ レース結果
第5戦 予選 7位/決勝 7位
第6戦 予選 9位/決勝 4位

■ 08/01(⽊) : 公式テスト1⽇⽬
前回⼤会からの課題であったリアの不安定感改善に向けて様々なセッティングを試していく、という⽅向性のもとテスト⾛⾏に取り組みました。前回の富⼠⼤会とは異なり、今⼤会は⾛り出しから好調で、ベストタイムは4番⼿、セカンドベストは1番⼿で練習を終えました。

■ 08/02(⾦) : 公式テスト2⽇⽬
リアアームの取り付け位置を変更し⾞のジオメトリーを変えたことで、リアの安定感が⼤きく向上し改善の⽷⼝を掴めたように感じました。ジオメトリーが変わった状態でセッティングを煮詰め、⾞のフィーリングが良くなっていきました。ベストタイムは4番⼿でトップタイムまで0.3秒でしたが、スリップを使わずの単独⾛⾏だったためとても良い感触でテスト⾛⾏を終了しました。

■ 08/03(⼟) : 予選, 第5戦決勝
前⽇から⾞のフィーリングが少し変わってリアの不安定感という課題が再発し、結果は7位、9位と伸び悩んでしまいました。予選前半にコース上で渋滞が起きプッシュできなかったことにより、タイヤのグリップが上がりきらなかったことが原因の1つだと考えています。この悔しい結果を次戦以降の糧とできるよう頑張ります。
第5戦決勝のスタートでは路⾯にタイヤが引っ付きすぎることによってエンジン回転が下がりすぎてしまいました。ミスをしてしまいましたが、その後の1 コーナーの⾶び込みで巻き返し、順位をキープすることができました。その後はミスなく⾛ることができたのですが、リアのグリップが⾜りずなかなかペースを上げることができませんでした。1 台抜かれての8位ゴールとなりましたが、前の⾞にペナルテ
ィが出され7位となりました。

■ 08/04(⽇) : 第6戦決勝
このままではどうしようもないと感じ、第5戦のフィーリングを考慮して⼤きくセット変更を⾏って第6戦に臨みました。
第5戦からクラッチの繋げ⽅を改善しスタートを抜群に決めることができ、1周⽬で9位から6位までジャンプアップすることができました。⼤きくセット変更したものの低速コーナーでのリアの横の粘りが少なく、ペースをなかなか上げることが出来ずずるずると順位を落としてしまいました。最終ラップに⼊った際は8位だったのですが、1コーナーで2台パスした上に1台スピン⾞両がいたため5位フィニッシュでした。そして前の⾞両にペナルティが出たことで4位に上がりました。この4位は実⼒ではなく運によるものが⼤きかったですが、チャンピオンシップを考えると⼤事なポイントを得ることが出来ました。

■ コメント
第1〜4戦と⽐べて全く⻭がたたないレースウィークでした。⾮常に悔しい結果となってしまいましたが、ただ悔しいという⼀⾔で終わらせずに次戦以降では改善していけるようこれから試⾏錯誤を重ねていきます。現在のシリーズランキングは57ptで5位となっています。トップの洞地選⼿(91pt)とは34pt 差なので、まだまだシリーズチャンピオンが狙える位置だと考えております。残りの⼤会もこれまでと変わらず全⼒で取り組んでまいります。
最後になりましたが、スポンサーの皆様、応援してくださった⽅々、ありがとうございました。今後も最⼤限のパフォーマンスを発揮し、⾯⽩いレースができるよう頑張っていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。